- 転職したい業界は決まりつつあるけど、どの会社がホワイトなのか分からない。
- ネットで口コミを調べているけど、確実にホワイトだという確証が欲しい。
転職中にそんな悩みを抱えているあなたへ。
国が認めるホワイト企業の一覧を調べる裏ワザを教えます。
こんにちは、ミズキです。
転職するなら、誰だってホワイト企業に行きたいと思うはず。
しかし、同じ業界の企業同士でも社風は全く異なります。
そのため、同じ業界の似たような二社でも、片方はホワイト、もう片方はブラックということがあり得るのです。
ホワイト企業を見分ける方法は、一般的には
- 転職サイト中の口コミを調べる。
- 四季報や転職本でリサーチする。
- 転職したい業界で働いている知り合いに聞く。
というのが一般的。
しかし、どれも完全にホワイトであるという確証を得るには完璧ではなく、調べるのも時間がかかります。
そこで今回は、国からホワイトと認定されている企業一覧を調べる方法を教えます。
みんながほとんど知らない超優良企業リスト。
これがある場合とない場合で、転職の難易度はガラリと変わるはず。
ぜひ参考にしてみて下さい。
結論:健康経営銘柄とホワイト500を調べよう。
今回の 「国が認めるホワイト企業一覧を調べる裏ワザ」 ですが、結論は
経済産業省のページで、
・ホワイト500
・健康経営銘柄
の一覧を調べること。
です。
経済産業省では社員の健康維持、増進に力を入れている企業に対し「健康経営優良法人」という認定を行っています。
この健康経営優良法人のうち、特に優れた500社に「ホワイト500」(中小企業であればブライト500)という認定が与えられます。
そして、さらに厳しい審査に合格した企業には「健康経営銘柄」という認定が与えられます。
図で表すと、以下のようになります。
ホワイト500や健康経営銘柄に対する認定条件には、長時間労働への対応も含まれます。
そのため、ホワイト500や健康経営銘柄の認定企業は、国から認められたホワイト企業と言っても過言ではありません。
ではホワイト500と健康経営銘柄とは、一体どのようなものなのでしょうか。
以下に、それぞれの詳しい解説を行っていきます。
ホワイト500とは?
ホワイト500とは、経済産業省が認定した「健康経営優良法人(大規模法人部門、上の図の黄色のところ)」の中で、特に健康経営に優秀に取り組んでいる上位500社を指します。
健康経営とは、
「従業員の健康管理を重要視し、従業員の健康維持や推進を戦略的に行う」
という経営方針のことです。
ホワイト500は毎年認定機会があり、認定されるには、
・従業員の健康維持、増進を経営理念に明文化していること。
・従業員の健康維持、増進に対する管理・教育体制が整っていること。
・定期健診やストレスチェックの受診、喫煙対策や長時間労働などへの対応が整っていること。
・労働基準法、労働安全衛生法などの法令遵守がなされていること。
など、いくつもの評価項目をクリアする必要があります。
つまり、ホワイト500認定企業は、従業員の健康維持に力を入れている企業の証であり、働きやすい=ホワイト企業である可能性が非常に高いのです。
実際に下記のリンクから、健康経営優良法人とホワイト500の認定法人一覧を見ることができます。
リンク先の「2. 健康経営優良時法人2023の認定について」から調べることが可能です。
自分の志望する企業が載っているかをチェックしてみることをおすすめします。
健康経営銘柄とは?
健康経営銘柄は、経済産業省と東京証券取引所が選定する、健康経営において特に優れた企業のことです。
ホワイト500と同じく毎年認定機会があるのですが、
・上場企業であること。
・健康経営調査に回答した企業の内、評価結果が上位20%以内であること。
・社内の体制づくりなど、健康経営の必須項目を満たしていること。
などが挙げられ、ホワイト500に比べ認定条件はより厳しくなっています。
その上、健康経営銘柄は原則的に一業界につき一社しか選ばれません。
2023年の認定企業は31業種でたった49社。(ホワイト500の認定企業数は、その名の通り500社)
そのため、健康経営銘柄に認定された企業は、ホワイト500に認定されたことよりも遥かに健康経営に対して洗練されているということになります。
健康系銘柄2022に選ばれた企業は、下記リンクで紹介されています。
このリンクがそのままホワイト企業チェッカーとして使えます。
中小企業のホワイトの証はブライト500
中小企業に対しても、ホワイト500と同様の認定が存在します。
それがブライト500。ホワイト500と同じく、健康経営優良法人の上位500社に与えられます。
「中小企業なんてどこもブラックでしょ…。」なんて投げやりになってはいけません。
優秀な中小企業の経営者は、社員の健康が一番の財産であることを知っています。
それにブラックな中小企業ならば、人材の獲得も苦労します。
ですので中小企業にとって職場がホワイトであることは、会社の存続に関わってくるのです。
ホワイトな中小企業に転職にしたいならば、ブライト500が重要な手掛りです。
ぜひ調べてみましょう。
毎年認定されていれば、ホワイト企業の信ぴょう性が非常に高い
ホワイト500(中小企業ならばブライト500)も、健康経営銘柄も、毎年3月に選定されます。
いずれも認定期間は1年間だけです。
そのため、毎年ホワイト500や健康経営銘柄に認定されるには、常に社員への健康維持、健康増進に力を入れ続ける必要があるのです。
正直、単発で1年間認定されている企業でなく、何年も認定され続けている企業の方が、よっぽどホワイトだと信用できますよね。
経済産業省のHPには、過去の選定実績も記載されています。
ホワイト企業の見極めには、最新の実績だけでなく、過去の実績をみて判断するのが良いでしょう。
例えば、
・キヤノン:2019年から4年連続認定。
・コニカミノルタ:2018年から5年連続認定。
・ワコール:2015年から8年連続認定。
上記の企業は、何年も連続で健康経営銘柄に認定されています。
毎年たった50社程度しか選ばれない健康経営銘柄に、何年も連続で選ばれる。まさに純白のホワイト企業です。
もちろん上記企業であっても、仕事内容によっては大変な時もあるでしょう。
ただ、会社全体で「社員の健康維持に力を注いでいる」という風土が根付いているのは確かであり、転職先として参考にすべきとミズキは考えています。
転職と言えば、まずはビズリーチやマイナビエージェントに登録、と考える方。
確かにそれも重要ですが、狙っている転職先が純白のホワイト企業なのかどうかを確認するのも非常に重要なのです。
ホワイト企業ならどこでもいい、という考えではなく上記のような健康経営銘柄常連企業を抑えておくと良いでしょう。
その方が効率的ですし、何より転職活動に対する不安や迷いをなくすことができますよ。
長い会社生活、健康は一番大事。
ミズキの勤める会社もホワイト500は毎年、健康経営銘柄には数年前に一度選ばれています。
認定期間中は、ホワイト500や健康経営銘柄のロゴつき名刺を使うことができ、なんとも誇らしい気持ちになりました。
確かに、今の会社は、
・完全分煙。
・残業管理の徹底。
・毎年の健康診断や産業医との面談。
・健康診断の結果が悪ければ精密検査の義務付け。
・インフルエンザの社内予防接種。
・外部ジムへの入会金一部負担。
など、社員の健康維持に手厚い印象があります。
ミズキは年収よりも健康に働けることの方がよっぽど大事だと考えています。
一般に、給料が多い会社は激務です。
確かにお金は大事ですが、お金ばかりを優先して体を壊してしまったら、人生楽しめません。
それに会社の給料だけに頼らなくても、きちんと勉強すれば投資や副業によって資産を増やすことも可能です。
長い会社生活なのですから、健康は一番大事。
ホワイト企業に就職し、体を十分に労わりつつ、充実した人生を送りましょう。
まとめ
ホワイト企業を簡単に探したい方のために、経済産業省が認定するホワイト500と健康経営銘柄について解説しました。
・ホワイト500(中小企業はブライト500)も健康経営銘柄も、社員に対する厳しい健康管理基準を満たした企業が選定される。
・上記の認定期間は1年限り。
・何年も連続で認定されている企業は、ホワイト企業である可能性が非常に高い。
・長い会社生活を送る上で、健康的に働くことは年収よりもずっと重要。
ホワイト企業に転職したいという方は、ぜひヒントにしてみて下さい。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。