上司に怒られたことが頭から離れず、鬱々とした日々を過ごしているあなたへ。
この記事では、そんな辛い生活からおさらばするステップや対策を解説します。
怒られたことがなかなか頭から離れない理由には、
・心理的な本能
・自己評価の低さ
・恐怖
といった感情が関係しています。
具体的な対処法として、頭の中の整理や外部への相談、セルフケアが挙げられます。
また、職場の人間関係を改善するために職場内のコミュニケーションや職場環境をより良くすることが必要です。
ミズキも新人の頃は毎日のように上司に怒られ、苦しい思いをすることがありました。
しかし、本記事で述べた解決法を試してみた結果、悩みが解消されました。
この記事を参考に、怒られたことから自由になる方法や心構えを身につけてみてください。
怒られたことが頭から離れない原因
怒られたことが頭から離れない原因は、怒られた時の強烈な印象が挙げられます。
また、自分に対する不安や自己評価の低さが関係していることもあります。
さらに、恐怖という強い感情が記憶を定着させる効果があるため、怒られたことが忘れられないことがあります。
下記では、これらの要因を詳しく解説していきます。
怒られた強烈な記憶は、本能的に覚えてしまう
叱責など、他人からのネガティブな言動を受けると、強烈な印象として心に残りがちです。
というのも、人はストレスや恐怖を引き起こす事象に対して、本能的に強く記憶する傾向があるからです。
誰かと笑い合ったり楽しんだりする記憶よりも、怒られた経験の方がずっと忘れないもの。
ミズキは30代後半ですが、小・中・高・大学生の頃先生に怒られた記憶はたまに夢に出るほどです。
こういったマイナスの記憶が頭から離れないのは、自己防衛のため。
今後同じ失敗をしないための教訓と切り替えましょう。
そうすれば、いくらか気が楽になります。
自分に対する不安や自己評価の低さ
自分に自信がないと、他人からの批判や怒りに過剰に反応し、怒られたことが頭から離れにくくなります。
自己評価が低い人は、いつもネガティブ。
自分の力を評価することができず、いつも他人と能力を比べてしまう人は注意です。
そんな人は、他人から叱責された際に人一倍、怒られたことが頭から離れなくなってしまいます。
いつもビクビクしているウサギのようになっていないか、見つめなおしてみましょう。
恐怖という強い感情による記憶の定着
恐怖という強い感情は、もともと記憶に深く刻まれがちです。
これは、危険な状況やストレスの原因となる出来事を覚え、今後身を守るための生物学的なメカニズムなのです。
そのため、他人から怒られたことを経験すると、恐怖心が記憶の定着を助けて頭から離れなくなることがあります。
怒られたことが頭から離れない悩みの解決法
怒られたことが頭から離れない悩みは主に、仕事で抱える様々な問題や、人間関係から来ています。
これらの悩みは放置しておくと精神的な負担が大きくなり、
・食欲がなくなる
・眠りにくくなる
・趣味が心から楽しめなくなる
などが起きやすくなるため、早期解決が大切です。
以下に、解決法を3つ紹介します。
頭の中で整理する
悩みや問題を解決するため、頭の中で整理をしてみましょう。
具体的な整理方法としては、
- 怒られた内容や原因を紙に書き出す。
- 怒られないための行動案を挙げる。
- 上記行動について目標期限を設定し、実践する。
などが挙げられます。
悩みや問題の対処法は人それぞれですが、自身の気持ちや考え方に意識的に向き合い、行動することが大切です。
周囲に相談する
悩みや問題を解決するために、周りに相談する方法もあります。
友人や家族、上司や同僚など、信頼できる人に相談することで、違った視点や意見が得られることがあります。
ミズキもよく上司に怒られて悩んでいた時、同期に打ち明けたことがありました。
その際、『それくらい皆あるよ!気楽に行こうぜ!』と励まされ、ずいぶんと気が楽になりました。
周りに相談できる人がいない、という方は産業医や心療内科に相談してみると良いです。
一人で抱え込んでいては、解決はしにくいもの。
なるべく周りを頼ってみましょう。
セルフケアとストレス発散
悩みや問題を解決するには、適切なセルフケアとストレス発散が大切です。
具体的には、適度な休息や食事、音楽、運動、趣味などを楽しみ、心身のバランスを整えることです。
ストレス発散方法は人それぞれ異なりますが、自分に合った方法でストレスを発散し、リフレッシュすることが大切。
継続的に行うことで、悩みや問題に対処しやすくなります。
「これをすると心が落ち着く」というものを一つ見つけておくと、楽になりますよ。
職場の人間関係、働く環境の改善
怒られないようにするためには、職場の人間関係を良くすることはとても重要です。
また、重要視されにくいですが職場内の労働環境を改善することも大事です。
以下に、詳しく解説していきます。
コミュニケーションスキルの向上
コミュニケーションスキルを向上させることは、職場の人間関係を良好に保つために大切です。
「すらすら話せるようにならなきゃいけないのか…。」と思うかもしれませんが、決してそんな必要はありません。
まずは、相手の話によく聞くことが重要です。
自分の話ばかりしていても、相手は面白くないもの。
会話で相手の話をよく聞いていれば、向こうの気持ちや考え方が理解でき、怒られにくい人間関係を築けます。
また、個人的にですが、出社した時は『おはようございます。』としっかり挨拶するのがおすすめです。
挨拶は全てコミュニケーションの基本。
いつも自分からしっかりと挨拶していれば、改めて話しかけるハードルはずっと下がります。
職場環境の改善と問題点の洗い出し
何かやるにもやたら煩雑な手続きが必要だと、ミスが生まれやすくなり怒られるリスクが増します。
そのため、職場環境の改善は、怒られないための環境構築でもあるのです。
- 身の回りを整理整頓し、書類をなくさないようにする。
- 業務量が多くて手が回らなければ、周囲に相談して手伝ってもらう。
- 煩雑な手続きは、いっそ上司に掛け合って簡単にしてもらう。
いずれも、自分が積極的に動くことで怒られるリスクを下げることができます。
また、定期的に職場内の労働環境について問題点を指摘し合うことで、より良い職場環境を実現できます。
雑談を交えながらで良いので、自分の職場について同僚と話し合うのもおすすめです。
ミズキの経験談:対処法を実践した結果
ここからは、ミズキの体験談をお話します。
周りに相談したら、怒られて苦しかったことから解放された。
新入社員の頃、ミズキへの当たりが異常に強い先輩がいました。
他の人には優しいのですが、なぜかミズキにだけは些細なことでものすごく怒るのです。
すっかり自信を無くしてしまった当時、「自分は会社で要らない人間なんじゃないか…?」と悩むようになりました。
このままでは会社をやめたくなってしまうと思い、上司に相談したのです。
結果、その先輩は部署から異動になりました。
あまりに唐突だったので、恐らく懲罰人事でしょう。
詳細は下の記事で書いています。
怒られたことから頭から離れず苦しい方は、一人で悩まず周りに相談することが重要なのです。
上司とのコミュニケーションを変えたら、怒られることがなくなった。
また別の話ですが、以前やたらキツい上司がいました。
- 指示が異常に細かい。
- 自分の指示は期日絶対厳守。
- 過去の失敗を何度も掘り起こしてくる。
そんな典型的A型気質+超ネチネチ系の上司でした。
当時ミズキも若かったので、反論したり、指示を聞かなかったことが多々ありました。
おかげで上司との人間関係は当時最悪。
毎日毎日怒られており、早く異動したいな…とまで思うこともありました。
ただ、その上司は非常に話好きで、向こうが話をしている時は非常にまともな方(失礼)に見えました。
そのため、こちらが話すことはぐっとこらえ、気のすむまで上司の話を聞いていたのです。
すると、上司の考え方が少しずつ分かり、『こうしたら怒られる』というポイントが掴めるようになってきたのです。
体育会系の方だったので、挨拶だけは毎日しっかり交し合うのも今思えば良かったことでした。
朝に気持ちよく挨拶をし合えば、昨日怒られたことが何となくリセットされたような気持ちになれたのです。
世の中には色々な上司がおり、上記のような性格の人ばかりではないでしょう。
ただ、似たような上司と仕事をしているならば、ミズキのやったことを参考にすると良いと考えています。
まとめ:怒られたことが頭から離れない時はこうしよう
誰かから怒られる、という体験は他の体験に比べ強烈であり、もともと頭に残りやすいです。
しかし、適切な対処をとることで頭から離れないという悩みを軽くすることができます。
- 怒られた原因と再発防止法を頭で整理する。
- 苦しくなる前に周りに相談する。
- 心が落ち着く趣味をしてリラックスする。
が大切です。
また、職場で怒られることが多い場合は、上記の対処法に加え、
- コミュニケーションを改善する。まずは相手の言い分をよく聞くこと。挨拶も大事。
- 職場の労働環境を向上させ、怒られる危険ポイントを減らす。
という対処法が効果的です。
ぜひ、参考にしてみて下さい。