こんな人におすすめ:これから株式投資を始めたいけど不安のある若手社会人
この記事でわかること:リスクを最大限抑えて投資をしていくための考え方がわかります。
職場で株をやっている人が増えてるけど、自分もできるのかな?
でも大損するの怖いし、どうしたらいいんだろう?
こんにちは、ミズキです。
皆さんは株への投資をやっていますか?
高校生向けに投資の授業が始まり、一億総投資社会と言われるほど、近年は投資ブームが起こっています。
ただ、未経験者がいきなり投資をやろうと思っても、不安だらけなのではないでしょうか?
せっかく貯めたお金が無くなってしまうかも知れない、そう思って投資に踏み切れない人も大勢いると思います。
そこで今回は、投資に興味がある社会人向けに、
・なぜ今投資をした方がいいのか
・どうすればリスクの低い投資ができるのか
を解説していきます。
株への投資は、適切な運用法をしていれば、リスクを最大限に減らして利益を出すことができます。
資産形成の大きな助けになり、今よりも少しリッチな暮らしができるようになります。
この記事を読んで、あなたも投資を始めてみませんか?
投資をした方がいい理由① 日本の給料が下がり続けている
最近の投資ブームの原因の一つに、日本人の給料が下がり続けていることが挙げられます。
下のグラフは、1997年を基準に、主要国の時間当たりの賃金がどのくらい上下したかを表しています。
これによると、欧米や、韓国は右肩上がりで賃金が上昇してますが、日本だけ右下がりになっています。
つまり現在の日本の賃金は、1997年のものに比べ少なくなっているのです。
他の国はどんどん上がっているのに、悲しいですね…。
その一方で、消費税は昔に比べ上がり続けています。
1989年に初めて導入された消費税は3%でした。
その後5%, 8%となり、今では10%。今後はさらに増えていくと予想されています。
消費税だけでなく、社会保険料も2009年から2017年の間に26%も増えています。
これらのことから、今の日本は昔に比べ、会社の給料だけでは暮らしにくくなってきているのです。
それを埋め合わせるべく、投資によって資産を増やすことが注目されているのです。
出典:東京新聞 <働き方改革の死角>日本、続く賃金低迷 97年比先進国で唯一減
投資をした方がいい理由② 銀行預金に比べ利率が非常に高い
銀行の普通預金の金利は、たった0.001%です。
100万円を預けていても1年後は10円しか受け取れません。
10年預けても100円。
そのため、銀行にお金を預けていても全くお金は増えないのです。
これに対し、株の長期保有であれば、年間5%は狙えます。
これなら100万円投資すれば、1年後は105万円。
もし仮に、その10年間ずっと5%ずつ利益を生み出していくとすると、このように増えていきます。
開始直後:100万円
1年後 :105万円
2年後 :110万2500円
3年後 :115万7625円
4年後 :121万5506円
5年後 :127万6282円
6年後 :134万96円
7年後 :140万7100円
8年後 :147万7455円
9年後 :155万1328円
10年後 :162万8895円
どうでしょう。
年間5%ずつ増えていくとしたら、10年後、100万円は約163万円になるのです。
銀行で100万円を10年預けていても、お金は全く増えません。
この増え方は魅力を感じるのではないでしょうか。
労働とは、自分が働いてお金を得ることです。
それに対し投資とは、自分が持っているお金に働かせてお金を得ることです。
サラリーマンである我々が労働しお金を稼ぐ。
それと同時に、銀行に預けたままのお金を投資に回す。
投資に回したお金に働いてもらうことで新たなお金を生んでくれれば、楽にお金が増やせます。
ということで、次はリスクを減らした投資をするにはどうすればいいのかを解説していきます。
せっかく稼いだお金を投資で失ないたくない方は参考になるはず。
ぜひ読んでみて下さい。
リスクを減らす投資法①余剰資金で投資をしよう。
まとまった貯金があったとしも、その貯金全額を投資するは絶対やめましょう。
それは投資ではありません。ただのギャンブルです。
もし100万円の貯金を全額投資に回し、お金がゼロになってしまったら。
生活が成り立たなくなりますよね。
初心者が株への投資を始める際、投資に回す額は、「そのお金がゼロになっても大丈夫な額」が鉄則です。
余剰資金で投資をするということです。
初めて投資するなら、投資額の目安は貯金の10%くらいです。
貯金が100万円あれば、投資額は10万円が目安。
これならば、株を買った次の日どんなに大きな暴落が起きても、最低90万円は確保できています。
投資の失敗で一気に生活が苦しくなる、というリスクは回避できますよね。
投資は、たとえ投資額がゼロになっても生活水準を維持できる額までにするのが重要なのです。
リスクを減らす投資法②長期投資をしよう。
株資というと、PCの画面を凝視しながら、秒単位で売り買いをするイメージがありませんか?
確かにそんなやり方もありますが、それはデイトレーダーという株の売買で生計を立てている人がやるものです。
一日中画面にへばりついて、一瞬のタイミングを逃さず売買をする。
そんなのサラリーマンがやったら確実に本業に支障が出ます。
我々はサラリーマンであり、給料というメインの収入があります。
投資は副収入にすぎません。
株を売り買いに費やす時間なんて、ごくわずかにするべきです。
おすすめの買い方は、長期投資です。
月に少額ずつ、10年、20年スパンで株を買っていくイメージです。
買った株はずっと持ったまま。
毎月、給料を少しずつ貯金するのと同じような感覚です。
これならば株の売り買いに忙しくて業務に支障が出る、ということはありません。
何よりも日々の上がり下がりに一喜一憂せず、長期的な視点で資産を増やすことが可能です。
リスクを減らす投資法③ インデックス投資をしよう。
では、具体的に何の株を買えばいいのでしょうか?
トヨタ?ソフトバンク?それともソニー?
いいえ、初めて投資をする人は、こういった個別銘柄に投資をしてもまず利益は出せません。
利益が出たのなら、それは運が良かっただけです。なぜなら、
・儲かるには、ファンダメンタル分析とテクニカル分析を勉強する必要がある。
・勉強したとしても、値動きを読むのは難しい。
・決算やスキャンダルの内容次第で暴落するリスクがある。
こういった理由があるからです。
ミズキも色々な個別銘柄に手を出してきましたが、今はまったくやっていません。
儲かるよりも損することの方が多く、割に合わないと思ったからです。
ではどうするか?
個別銘柄への投資ではなく、インデックス投資をするのです。
インデックス投資とは、景気や市場全体の値動きを表す指標(インデックス)へ投資する方法です。
もう少し分かりやすく言うと、一つの企業に投資するのではなく、
数多くの企業の詰め合わせパックに投資するようなイメージです。
体表的な銘柄には、
・日経225(東証一部に上場する225社の詰め合わせパック)
・NYダウ(ニューヨーク証券取引所やナスダック市場上場 30社の詰め合わせパック)
などがあります。
インデックス投資がなぜおすすめかというと、
・分散投資になるため、たとえ一社が暴落しても影響を受けにくい。
・ファンダメンタル分析やテクニカル分析が個別銘柄ほど必要ではなく、初心者に優しい。
・値動きが緩やかで、長期的投資との相性がいい。
・投資信託(証券会社に任せて株を買ってもらうこと)よりも手数料が安い。
といった特徴があるからです。
個別銘柄に比べコツコツ安定的に利益が狙えるのです。
ちなみに、インデックス投資で断然おすすめなのは、国内株ではなく米国株や全世界株のインデックス株を買うことです。
中でもNASDAQ100やS&P500に連動する指数を買うのがおすすめです。
注意。投資は自己責任です。
一つだけ約束して下さい。
それは「投資は、必ず自己責任でやりましょう。」ということです。
リスクを抑えた買い方は、上記の通り確かに存在します。
しかし、それでも100%勝てる買い方は存在しません。
そんなのがあれば、誰でも億万長者ですもんね。
ミズキを含め、誰かがおすすめする銘柄を信じて買ったとしましょう。
その後仮に損をしたとしても、その責任は買うと決断した自分にあります。
よく「この株絶対買った方がいい!絶対儲かる!」という文言を見かけます。
それを信じるか信じないかは自分次第ですが、損したとしても誰かのせいにするのはやめましょう。
その約束ができる人のみが投資をする資格を持つのです。
まとめ
これから株式投資を始めたいけど不安のあるサラリーマン向けに、リスクの少ない買い方を解説しました。
・日本の賃金低下、税率の上昇を背景に、株式投資で資産を増やすことが注目されている。
・銀行預金の年利は0.001%だが、株式投資はうまくやれば年利5%は狙える。
また、リスクの小さい株式投資は、
・余剰資金で投資をすること。
・長期投資をすること。
・インデックス投資をすること
がおすすめでです。
これから始めようと思っている方は、まずは少額からやってみるのが第一歩です。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。