ネット上でもっと製品が売れるような文章が書きたい!
オンライン営業担当の方や、副業でアフィリエイトをしている方ならば誰もが思うことでしょう。
ミズキも会社でウェブ広報を担当しており、ものが売れるための文章(セールスライティング)には、日々頭を悩ませています。
(そしてこのブログの収益を伸ばす文章の書き方も…)
そこで今回、セールスライティングを勉強するために購入した本『ポチらせる文章術』を読みましたので、学んだことを書いていきます。
この本、一言で表すと
『思わずポチりたくなる(=購入ボタンを押したくなる)ような文章が”今すぐ”書けるようになる!』
そんな魔法のような本でした。
ミズキのような
・本業、副業問わず、オンライン売上を伸ばす文章力を”今すぐ”身につけたい方。
・報告書を書いた経験はあるが、セールスライティングは素人同然の方。
には、ぜひ読んで頂きたいです。
『ポチらせる文章』のスゴいところ。
冒頭にも述べましたが、この本は、
『思わずポチりたくなるような文章が今すぐ書けるようになる!』
という、まさに魔法のような本です。
というのは、この本が
- 対話形式で書かれているためスラスラ読める。(1時間半あれば読破可能。)
- たった数行で読み手の心を掴せるための例文がてんこ盛り。
だからです。
では、1つずつ解説します。
対話形式で書かれているためスラスラ読める。
ミズキがセールスライティングの本を買うにあたり、どうしても重視したいことがありました。それは、
内容が充実してあり、かつ超簡単に最後まで読める本。
であることでした。セールスライティングで有名な本は、
- ザ・コピーライティング
- 10倍売る人の文章術
- 最強のコピーライティングバイブル
- 人を操る禁断の文章術
などがありますが、いずれも文字数が多く、じっくり読み進めるべき本です。
そういった”堅い本”で勉強しようとも思ったのですが、
「仕事で疲れた後で、果たして読み切れるだろうか?」
と思ったのです。
途中でギブアップしてしまっては意味がない。そのため、
一日でサクッと読めて、次の日から実践できるような本が欲しい。
と思ったのです。
その点、『ポチらせる文章術』の読みやすさは抜群でした。
というのは、ほぼ全てのページが
- 大橋さん(セールスライティングのプロ)
と
- いろはちゃん(突然ネット販売担当に抜擢されてしまった、作業着店の事務員)
との対話形式で進んでいくからです。
ほぼ全編、こんな感じで書かれています。
まるでLINEを読むようにセールスライティングが学べる。
それがこの本のスゴいところ1つ目です。
たった数行で読み手の心を掴せるための例文が満載。
もう一つのすごい所がこれ。著者である大橋一慶氏のあとがきには
「ユルいようでも、専門書50冊分の内容を込めました。」
と語っています。
確かに、読み手の心を掴むためのキャッチフレーズの例が数十ページにわたって書いてあります。
もちろん各例にどんな狙いがあるのかも込みです。
また、
・なぜ商品が売れないのか?
・商品が売れるためにはどうすればよいのか?
ということが人の行動欲求に基づいて理論的、かつ丁寧に書かれています。
個人的に一番すごいと思ったのは、第6章「1%の人しか知らない、どのネット媒体にも効く3大ポイント」の箇所です。
なんとここでは、
・商品にとても興味ある人
・商品を少し知っているけどまだ欲しくない人
・興味あるがそれを満たす商品を知らない人
・無関心な人
という商品認知レベルの段階別による推奨される書き方が書かれてあるのです。
興味がある人/ない人に合わせて、商品紹介の文章を自在に変える。そのテクニック自体知りませんでしたが、具体的な例文まで知れたのは本当に価値がありました。
読みやすさ、そして内容の充実さ。この2つが非常に高いレベルで両立されている。それがこの本のスゴいところなのです。
本の評判は?
Twitterでの評判を調べてみましたので、いくつか紹介します。
📖ポチらせる文章術
— ネコロス (@youyakuya) August 13, 2020
「全然物販が出ない」というブロガーさん、この本オススメです。
ライティング系は「ザ・コピーライティング」や「沈黙のWebライティング」が有名ですけど、大事なエッセンスはこの本にギュッと詰まってます。何より読みやすい。実践したら、絶対物販でるようになりますよ! pic.twitter.com/4aDTkiRTCz
https://twitter.com/masa_008001/status/1579957042303094784ポチらせる文章術、読了🙌
— moeko | ディレクションもするWebデザイナー🖥 (@DesignMomon) August 3, 2021
さすがコピーライターの方の本だけあって濃厚な内容がライトなタッチで書いてあってすごく読みやすい。
いい文章って、しっかりした内容なのに重さを感じさせず、すっと理解させることなのかな。
コピーの作り方や読まれる提案とはどのようなものなのか知りたい方はぜひ! pic.twitter.com/dmZ5k3Xz2O
やはり、読みやすいと評判のようです。
そしてセールスライティング初心者向けであるとも書かれていますね。
また、短い文章で人を引き付ける技術がこの本で学べるため、Twitterの運用やメルカリの商品紹介にも応用できそうですね。
ポチらせる文章術の概要
少し遅くなりましたが、『ポチらせる文章術』の概要です。
著者 | 大橋一慶氏(株式会社みんなのコピー 代表) (Twitter:@minnano_copy) |
出版社 | ぱる出版 |
出版年月日 | 2019年11月6日 |
ページ数 | 約220ページ |
価格 | 定価1400円+税 |
Amazon評価では★5つ中の★4.2。非常に高評価となっています。
著者は2002年にネット広告会社に入社。以来、10万件以上の見込み客リストを獲得。
独立後はセールスコピーライターとして1000件以上の広告に携わり、年間10億円もの売り上げにも貢献されています。
差別化が難しく広告の反応が乏しい業界でも驚異的なレスポンスを叩き出してきたとのこと。
現在は株式会社みんなのコピーを設立され、”売れるコトバ作り”の専門家として活躍されています。
この本は、「文章1つを変えるだけで売り上げを伸ばすことができる。」をモットーに、文章を読んだ客が一瞬で興味を持ち「クリックしたい!」と思わせるための考え方、文章術が書かれています。
全体の流れとしては、
- 売れないのは読まれていないから。読まれるためにどうすればいいか。
- 本当に欲しい人へ欲しい商品を届ける。そのための考え方。
- どんなに売りにくい商品でも売れる3つのステップ。
- たった数行で読み手の心を掴むキャッチコピーの技術。
- 書かないほど売れる。そんな記事構成の解説。
- 1%の人しか知らない、どのネット媒体にも通用する3つのポイント。
- ウェブ媒体ごとの書き方のコツ。
といった内容となっています。売り上げを伸ばしたい方には、どれも非常に魅力的なフレーズに見えるのではないでしょうか。
読んで勉強になったこと3点
ここからは、ミズキが読んで勉強になったことを3つ、紹介します。
読まれれば売れる。売れないのは読まれていないから。
このフレーズ、ごく当たり前に見えますが、個人的にはドキッとしました。
というのは、ミズキは今まで、ものを売るための文章だろうとと、みな報告書や論文と同じような文章で書いてきたからです。
報告書や論文は、丁寧に書き、じっくりと最後まで読まれるもの。
一方セールス記事は、「必要じゃないと思われたら読まれないもの。」
だからこそ、セールライティングを書く場合は、読み手の興味を掻き立てるような文章をじっくり作り込んでいく必要があると気付きました。
時には大げさな表現や遊び心も交えて書く。
その結果、読み手に”買いたい”という気持ちに動かす。
これがものを売る文章の書き方。
この違いに気づけたことは非常に大きな収穫でした。
ちなみに、本書で学んだことを意識して作った本記事Top画像と、今まで通りに作ったTop画像を比べると…
こんな感じになりました。
確かに、左の方が目を引きそうです。本の内容は、今後も大いに役立ちそうです。
メリットに加え、ベネフィットを書かないといけない。
モノが売れるためには、その商品のメリットとデメリットを正直に書く。
ミズキは今までそう考えていました。
しかしその考えは、一番重要なことでありませんでした。
一番重要なのは、商品を買ったことで得られる”ベネフィット”を書く、ということだったのです。
つまり、モノが売れるためには、
”この商品を購入したことで、どんな素敵な未来(=ベネフィット)が得られるか?”
ということを書かないといけないのです。
メリットとベネフィットは似ているようで違います。
例えば新しく出たスマホを売るための文章の場合、メリットとベネフィットはこのような書き方になります。
メリット (=商品が持つ優れた点) | ベネフィット (=商品を買った後で得られる素敵な未来) |
超高性能CPU搭載 | 最新の3Dゲームがストレスフリーで遊べる。 |
強力手ブレ補正つきカメラ搭載 | 運動会で遠くの息子をズームで撮っても 画面が揺れない。 |
旧機種対比1.5倍容量のバッテリー | 2泊3日の旅行中、一度も充電しなくてok。 |
読み手が買いたいと思うのは、メリットを読んだからではありません。
ベネフィットを読み、買った後の未来を想像し、その未来に心が動かされるからなのです。
ミズキは今まで、メリットとベネフィットをごちゃ混ぜに考えていました。
そのため、今後はメリットとベネフィットを明確に分けて書き、かつベネフィットに力を入れて書くべきだ気付いたのでした。
・読み手の購買欲求の大きさに応じて、文章を変えなければならない。
この考え方を知ることができたのは本当に大きな収穫でした。もちろん文章を書く時は、
誰が読むものなのかを想像して書いていました。
しかし、その想像は
・○○(製品名)に興味がある人
くらいのものであり、「どれくらい興味がある人なのか?」については全く考えていませんでした。
今後は、読み手がどれくらい商品に興味を持っているか?をもっとじっくり考えた書き方をしていこうと思います。
まとめ
この本は、
・本業、副業問わず、オンライン売上を伸ばす文章力を”今すぐ”身につけたい方。
・報告書やレポートを書いた経験はあるが、セールスライティングは素人同然の方。
に対し、
『思わずポチりたくなるような文章が今すぐ書けるようになる』
ための技術や考え方を授けてくれる本です。
なぜなら、他のセールスライティング本にはない、
・対話形式で書かれているためスラスラ読める。
・たった数行で読み手の心を掴せるための例文が満載。
という2つの特長が非常に高いレベルで両立されているからです。
世の中には、セールスライティングのハウツーを謳った情報商材があふれています。
中には数万円単位のものも。
ちょっと怖くて買えないですよね。
一方、無料で手に入るセールスライティングの資料も、ネット上にはたくさんあります。
しかし、個人的には多すぎて何が正解か分かりませんでした。
それに、入門から実践まで体系化された情報が欲しかった。
という悩みがありました。
無料情報を集めまくって、技術や考え方が歯抜けになることは避けたかったのですよね。
その点、1冊1500円という手頃な価格で、確かな実力を持ったカリスマコピーライターの本を買うことは非常に良い選択でした。
しっかし、”ポチらせる文章術”ってタイトルからして強いですよね(笑)。
流石、カリスマコピーライターの書かれた本はタイトルにも隙がありませんね。