お得に資産を増やす!持株会に入るメリットを3つ紹介。

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会社から持株会の案内が来たよ!
よく分かんないけど、入った方がいいのかな?

今回の記事は、こんな疑問に答えます。

上場企業に入社すると、新入社員研修で持株会の紹介があります。

でも研修では他にも教えられることがいっぱい。
つい忘れて書類の束に埋もれさせていませんか?
または、「面倒そう…。」とほっぽり出してはいないでしょうか?

持株会はコツコツ積み立てておけば、後で大きなリターンになって返ってきます。
自分の会社を応援する意味でも、ぜひ入ることをおすすめします。

この記事では、持株会に入るメリットを3つ紹介していきますので、少ないリスクでコツコツお金を増やしたい方はぜひ読んでみて下さい。

こんな人におすすめ:
長い目でコツコツお金を増やしたい上場企業勤務の方。
今の会社に居座りつつ、リスクの少ない投資をしたい方。

読んで役に立つこと:
持株会がどういうものなのか、入ることのメリットが分かります。

目次

持株会って何?

持株会とは、会社の従業員が自社の株を積立購入できる制度のことです。
上場企業の多くで福利厚生として導入されています。
子会社であっても、親会社が持株会をやっていれば利用できます。

一般的には、毎月の給料やボーナスから一定額を天引きされるという形で自社株を購入していきます。購入額は加入時に設定でき、常に同じ額で買える分の株数を購入していきます。

”一定の金額で定期的に買う”というこの買い方は「ドルコスト平均法」と呼ばれています。この買い方は、長期的に株を購入する場合に極力リスクを減らせます。

(ドルコスト平均法の詳しい記事は、現在鋭意執筆中です。4月中に掲載予定です。)

 

持株会に入るメリット1. 格安で自社の株が買える。

持株会に入ると、自社の株が通常より安く購入できます。
厳密には、「奨励金」と言って、積立額の内いくらかを会社が補助してくれます。
だいたい5%か10%の企業が多いです。

例えば、奨励金の割合が10%であれば、

  • 毎月1万円積立の場合:10,000×0.1=1,000円の補助
    (9,000円で10,000円分の自社株が買える。)
  • 毎月3万円積立の場合:30,000×0.1=3,000円の補助
    (27,000円で30,000円分の自社株が買える。)

投資未経験の方にはピンと来ないかもしれませんが、この10%という数字は破格です。
株価が1日で10%下落することなんてそうそうありません。

そういう意味では、現在の株価よりも10%安く積み立ててくれる持株会は、非常にお得なシステムだということになります。

 

持株会に入るメリット2. 無理のない額で運用できる。

一般的に、株を購入する際は100株単位となります。
(単元未満株と言って1株単位からでも買える制度もありますが、手数料が多く取られることが多いです。)

なので、一株2000円の銘柄を買う場合でも、2000×100=20万円の投資額が必要です。
貯金がそんなに多くないの場合、いきなり数十万円単位の投資大きな負担ですよね。
せっかく大金を使って投資したのに、損したら精神的にもキツいです。

その点、持株会を利用すれば無理のない範囲額で、毎月少しずつ購入が可能です。

貯金が少ない場合でも、まずは月一万円ずつ運用してみてはいかがでしょうか?
何年もすると含み益や配当金できっとプラスになることでしょう。

なお、

「運用するならば持株会じゃなくて米国株にした方がいいのでは?」

という意見もあります。
確かに米国株は今後長期的に値上がりする可能性は高いですが、投資先を全て米国株に依存するのもリスクがあります。

なので、上記のように考えている方はメインの投資先に米国株を、サブの投資先に持株会をやるのが良いでしょう。格安で自社株を購入できる以上、検討する価値は大いにあります。

 

持株会に入るメリット3. 会社が運用するので楽ちん。

毎日株価チャートをチェックして、移動平均線やMACDを確認して、値動きに一喜一憂する。株を買うと毎日こんな調子になります。個別株を買う場合は特にそうです。

正直言って、投資初心者がこんなことをすると毎日のメンタルに支障が出ます。

ミズキも投資を始めたばかりの頃は、キーエンスやNTTデータの株を買ったりしていましたが、会社の昼休みにスマホで毎回値動きをチェックしたり、仕事中もスマホを触りたくなる始末。仕事への集中力がガタ落ちしました。

持株会では、毎月の積立額が給料から天引きされるだけ。運用は全部会社側がやってくれます。配当金も上乗せして複利運用もしてくれます。

面倒事は会社に任せて仕事や趣味に打ち込みましょう。気が楽ですよ。

 

ミズキの運用実績は?

ミズキは2015年2月に持株会に入りました。当時の積立額は毎月1万円に加え、夏冬のボーナスでそれぞれ3万円ずつでした。ですので、年間では

1万円×12+3万円×2=18万円 ですね。

その後生活に少し余裕が出てきたので、毎月3万円+夏冬のボーナスでそれぞれ9万円に変更しました。
ですので、現在の年間積立額は、

3万円×12+9万円×2=54万円 ですね。

今までの積立額を累計すると、約300万円になります。

これに対し、現在の評価額は540万円くらいになっています。240万円の含み益ですね。
やはり持株会のメリットは利用する価値は十分あります。
(もっと早めに始めていればよかった…)

もちろん、今後の値動きによって含み益はいくらでも上下します。
リーマンショックやコロナショックのような暴落が起きれば、含み益は一気にパーになるかもしれません。

ただ、持株会はそんな暴落の時でもドルコスト平均法で買っていくシステムなので、暴落はチャンスになりえます。やはり長い目で見ればプラスになる可能性が非常に高いです。

 

まとめ

  • 長い目でコツコツお金を増やしたい上場企業勤務の方。その関連会社の方。
  • 今の会社に居座りつつリスクの少ない投資をしたい方。

向けに、持株会に入ることをおすすめします、という記事でした。

持株会のメリットは主に3つあり、

  1. 自社株購入時は、奨励金として会社が一部負担してくれる。
    (奨励金は積立額の5~10%が多い。)
  2. 小額からコツコツ積み立てられるので、家計の負担が少ない。
  3. 運用は会社側がやってくれるので、知らない内に資産を増やせる。

以上となります。次回は、持株会に入る上で気をつけるべきこと、知っておいた方がいいことについて解説してきます。

この記事が少しでも役に立てば幸いです。

 

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