・『君は視野が狭い』と上司からよく言われてしまう。
・目先の物にとらわれがちで、仕事の全体を考えることが苦手。
今回はそんなあなたへ、仕事をよりスムーズに進めるようになるために
- 俯瞰力のある人の特徴
- 自分を俯瞰で見れる人になるためのトレーニング法
について解説します。
俯瞰力が高められると、仕事の優先順位がより分かるようになるため、
・たくさんある業務でも混乱しないようになる。
・些細な仕事は自分で動かず、他の人に任せやすくなる。
・会議や打ち合わせで、無駄な仕事を断れるようになる。
ということができるようになり、仕事のスピードが格段に上がります。
ぜひ参考にしてみて下さい。
俯瞰力のある人の特徴
まずは、俯瞰力のある人の特徴を4つ紹介します。
仕事の目的をきちんと理解している。
俯瞰力のある人は、特徴として一つ一つの仕事の目的をきちんと理解しています。
・その仕事が何のために行われるものなのか
・その仕事によって何を達成したいのか
・なぜその仕事がこの納期で設定されているのか
俯瞰力のある人は、こういった点をきちんと理解しています。
仕事の目的をきちんと自分の口で説明できますし、途中でトラブルが発生しても上手に修正できます。
逆に、俯瞰力のない人は「仕事を終わらせること」が目的になってしまい、背景・目的があいまいになりがち。
その結果、臨機応変に仕事に対応することができず、誤解や伝達ミスが起きやすくなってしまうのです。
他の人の仕事内容を把握している
俯瞰力のある人の特徴は、他の人の仕事内容もきちんと把握しています。
そのため、自分と似た仕事をしている人と連携をすることに長けており、より効率的に仕事を進められます。
何でも自分でやろうとしない
俯瞰力のある人は物事を一歩引いて眺めており、全体の構造が分かっています。そのため、
・重要度の高い仕事と低い仕事
・緊急度の高い仕事と引き仕事
がいつも把握できており、頭の名がクリアになっています。
ですので、たくさん仕事を抱えていても、優先順位を間違えることがありません。
仮に期限に間に合いそうになければ、前もって周りに相談したり手伝ったりもらってしています。
早め早めに仕事を終わらせていくので仕事に追い立てられることが少なく、いつも余裕をもって仕事に臨めているのです。
分からないことを恥ずかしいと思わない
ミズキの尊敬する上司、先輩たち。彼らは高い俯瞰力を持っています。
みな深い知識を持っており、仕事が早いのももちろんなのですが、分からないことを決して知ったかぶりしません。
素直に「分かりません。」と答えます。
そんな変に高いプライドを持っていないからこそ、仕事が大変になった時に周りに助けを求めることができるのです。
優秀で周りが見える人ほど、自分の能力をよく分かっています。
自分を俯瞰で見れる人になるには?
それはここからは、俯瞰力を高めるトレーニング法をお話します。主に4つあります。
周りに興味を持つ
毎日の仕事を思考停止で進めていては、俯瞰力を高めることは決してできません。
周りに興味を持ち、自分の仕事に関係ない分野も学んでいくと、考え方に深みが出ます。
・自分の仕事、競合企業ではどんなことをやっているか知っていますか?
・同僚の仕事内容は知っていますか?
競合企業の分析ができれば、自分のプロジェクトに足りない点が見えてきます。
同僚の仕事に内容を把握していれば、似た仕事をしている人と連携しやすくなります。
仕事が忙しいと、なかなか周りに興味を持つ余裕はないかも知れません。
まずは毎日15分だけでも自分の仕事から離れ、周りを見渡してみましょう。
継続していけば、俯瞰力が少しずつ身についてきます。
なぜだろう?と疑問を持つ
上司から指示されても、何も疑問を持たず仕事を進めていませんか?
収支や実験結果のグラフを見たとき、グラフの形に何の疑問も持っていないことはないですか?
仕事を進める際、 なぜだろう? と疑問を持つのはとても重要です。
逆に、思考停止で日々の仕事を続けていても成長できません。
常に なぜだろう? と疑問を持つようにしていれば、仕事の目的をきちんと理解できるようになります。
結果、俯瞰力のある人間に成長できるのです。
逆に、思考停止で日々の仕事を続けていては、いつまでたっても兵隊のまま。
気をつけて下さいね。
大きな仕事が終わったら反省会を行う
大きな仕事が片付いたら、パーッとお酒を飲んだり美味しいものを食べたりして打ち上げをしたくなりますよね。
ただ、仕事がうまく行こうと失敗しようと、その仕事が終わったらしたら必ず反省会を行うようにしてみましょう。
反省会は一人でやっても、チームで行ってもokです。
うまく行った仕事であっても、改善すべき点はいくつもあるものです。
反省会を繰り返していけば仕事の進め方がどんどん上手になり、時間に追われることが減っていきます。
その結果、仕事の全体像や周りのやっていることが少しずつ見えてくる余裕が生まれて来るのです。
困ったらすぐに周りに相談する習慣をつける
困ったら、すぐに周りに相談する。
当たり前のことなのですが、ミズキのいる会社の若手社員は、どうも苦手な人が多い印象です。
・自分ができない人間だと思われそうで怖い
・自分の仕事だから最後まで自分で責任を負うべき
・そもそも何を聞いたらいいかわからない。
そんな社員が大勢います。
これでは取り返しのつかない事態になることもあり、仕事を進めていく上で危険です。
自分の頭をクリアにする上でも、一人で悩みを抱え込むのは禁物。
困ったら、すぐ周りに相談しましょう。
きっと今よりも仕事が前に進んでいきますよ。
仕事内容と納期を一覧表にする
やるべき仕事を全て覚えている人は、そうはいません。
自分の仕事全体を把握できるようにするため、仕事内容と納期を一覧表にしてみましょう。
ミズキの部署ではこの表をTo doリストと呼んでおり、作ることが推奨されています。
ミズキは自分のやるべきことを細かくエクセルに書き、終わらせるたびに消しています。
会社に就いてパソコンをONにしたら、まずその表を起動し、就業するまでずっと開いている感じです。
併せて、今日やるべき項目のリストも作れば、ダラダラせずに仕事が進めるので快適ですよ。
まとめ
俯瞰力のある人の特徴と、俯瞰力を高めるトレーニング法について解説しました。
- 仕事の目的をきちんと理解している。
- 他の人の仕事内容を把握している。
- 何でも自分でやろうとしない。
- 分からないことを恥ずかしいと思っていない。
新入社員から少しずつ中堅社員になっていくと、常に多くの仕事を同時進行でこなすようになっていきます。
しかし、俯瞰力のある人は常に余裕があります。
- 周りに興味を持つ
- なぜだろう?と疑問を持つ
- 大きな仕事が終わったら反省会を行う
- 困ったらすぐに周りに相談する習慣をつける
- 仕事内容と納期を一覧表にする
これらを行えば、頭の中がよりクリアになり、余裕が生まれやすくなります。
その結果、俯瞰力のある人に少しずつ近づけるのです。
ミズキの俯瞰力もまだまだ尊敬する上司や先輩には及びませんが、いつも上記の考え方を意識して日々頑張っています。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。